内容正文:
比較・例示
1.~すら
「も」「~さえ」
N+
Vて+すら+くれない
①彼が大学をやめたことは、家族すらしらなかったそうだ。
②彼女はとても怒っていて、話を聞いてすらくれなかった。
2.~だに
「~するだけでも」
Vる+
①命綱なしにあんな岩を登るなんて、考えるだに恐ろしい。
②スピーチ大会での失敗は、思い出すだに恥ずかしい。
3.~だにしない
「~もしない」
N+
※「予想」「微動」など、限られた語にしか付かない
①ゴールが決まった瞬間、皆大喜びしたが、監督は微動だにせず、前を見つめていた。
②彼が優勝するなんて、予想だにしない結果だった。
4.~たりとも…ない
「~であっても…ない」
N+
※Nにはほかに「一円」「一枚」「一人」などが来る
①試験が近いので、一秒たりとも無駄にできない。
②離れて暮らす家族のことを、一日たりとも忘れたことはない。
5.~に及ばず
「~する必要がないくらい当然だ」
Vる+
※前に来る語は「言う」がほとんど。書き言葉的で硬い表現。
①M大学に入るには、日本語は言うに及ばず、数学や英語も勉強しなければならない。
②この育児の本は、女性は言うに及ばず、男性にもぜひ読んでほしい本です。
6.~もさることながら
「~ももちろんだが、ほかにも」
N+
①この店は値段の安さもさることながら、品揃えがすばらしい。。
②あの俳優は見た目のかっこよさもさることながら、演技のうまさが人気の理由だ。
7.~はおろか
「~はもちろん」「~は当然として」
N+
V+の+
①仕事がないと、電話代はおろか、家賃さえ払えなくなる。
②事故で足をけがして、今は走るのはおろか、歩くことすら難しい。
8.~にも増して
「~よりもさらに」
N+
①子どもが生まれてから、彼は以前にも増してよく働くようになった。
②天気予報によると、今日は昨日にも増して暑くなるらしい。
9.~はさておき
「~については、今は話題にしないで」
N+
①前置きはさておき、早速会議を始めたいと思います。
②行くかどうかはさておき、バスの時間と料金だけは調べておきましょう。
10.~はいざ知らず
~ならいざ知らず
「~については(~だったら)、どうかわからないが」
「普通」+
N+
①子どもならいざ知らず、大人ならこれくらい知っておくべきです。
②10年前はいざ知らず、今、この言葉を使う人はいないだろう。
11.~(の)にひきかえ
「~とは反対に」
「普通」+
①女らしい上品な姉にひきかえ、妹は男みたいなかっこうでスポーツばかりしている。
②Aさんのスピーチが見事だったのにひきかえ、私はミスばかり恥ずかしい。
12.~とはいえ
「~だが、それでも」
A/Na/N+
①忙しいとはいえ、メールの返事くらいできるだろう。
②サッカーに興味がないとはいえ、彼ぐらいは知っているでしょう。
13.~なり…なり
「~でも…でも」
N₁+なり+N₂+
V₁+なり+V₂る+
①ここのランチは、サラダなりスープなり、好きなものを取って食べられる。
②ここから先は、行くなり帰るなり、あなたの判断に任せます。
14.~というか…というか
「~というべきか、…というべきか」
「普通」+というか+「普通」+というか
①大学入試の日に寝坊するなんて、あきれたというか、情けないというか、信じられない。
②あと一歩のところで負けてしまい、くやしいというか、残念というか、なんとも言えない。
15.~といわず…といわず
「~や…だけでなく」
N₁+といわず+N₂+
①この公園は、大人といわず子どもといわず、たくさんの人で賑っている。
②彼は、昼といわず夜といわず、一日中アルバイトをして、大変そうだ。
16.~といい…といい
「~も…も」
N₁+といいN₂+といい
①この店のラーメンは、味といい値段といい、文句なしだ。
②彼は、顔といい性格といい、私の好みぴったりだ。
17.~であれ…であれ
「~でも…でも(どの場合でも関係なく)」
N₁+であれ+N₂+であれ
①父親であれ母親であれ、子どもにとってはどちらも大切な存在です。
②けがであれ病気であれ、入院したときは保険の対象になる。
18.~だの…だの
「~や…など」「~とか…とか」
「普通」+だの+「普通」+だの
①彼の部屋は、服だの本だの、物が散らかっている。
②彼は今の仕事に対して、忙しいすぎるだの給料が安いだの、文句ばかり言っている。
19.~か否か
「~どうか」
Vる/A+
Na/N+(である)+
①本人に言うべきか否か、判断が難しい。
②必要か否か、実