内容正文:
「みんなの日本語」
第6課 教え方
わたしは 本を 読みます。
わたしは 駅で 新聞を 買います。
いっしょに 神戸へ 行きませんか。
ちょっと 休みましょう。
第1課は、最初の課です。教師は、この第1課で生徒に「日本語は楽しい」と思ってもらわなくてはいけません。そのために、まず、教師のあなた自身が楽しむことが大切です。
概要
初めての他動詞を勉強する。(対象のヲ格が初登場!)
食べます、飲みます、(たばこを)吸います、見ます、聞きます、読みます、書きます、買います、(写真を)撮ります、します
自動詞:(人に)会います、休みます。
誘い方2パターン:〜ませんか。/〜ましょう。
接続詞:それから
頻度:いつも/時々→練習C-2
コミュニケーションを円滑にする表現
教師自身の目標:初めての課なので、生徒に日本語を楽しいと感じてもらう!
学習目標
日常の基本的な行動について言える。
→誰かと仲良くなるために、自分の行動や予定について説明したり相手に質問したりできる。
人を誘ったり、誘いを受けたり(断ったり)、約束することができる。
教師自身の目標:初めての課なので、生徒に日本語を楽しいと感じてもらう!
文型一覧(練習A(P74)にまとめられている)
わたしはパンを食べます。
あなたはなにをしますか。
わたしはデパートで紅茶を買いました。
いっしょに京都へ行きませんか。
あそこで休みましょう。
各文型の解説
NをVます。
わたしは パン を 食べます。
果物
肉と野菜
【を】
対象のヲ格
対象のヲ格初登場なので、導入時に「を」を認識できるように工夫が必要。
例)絵カードや文字カードで「パン」「食べます」を提示したあと、「わたしはパンを食べます」を板書するなど。
対象のものを聞く場合、「なに(何)」を挿入する。
文末に「か」をつけて疑問文にする。
問われる範囲全てを否定する場合、「何もVません。」と答える。
例)何も食べません。
N=(対象)物を挿入
あなたは なに を 食べますか。
「を」を提示するときに、不要なアクセントをつけてしまわないように注意!
【を】
対象のヲ格
対象のヲ格初登場なので、導入時に「を」を認識できるように工夫が必要。
例)絵カードや文字カードで「パン」「食べます」を提示したあと、「わたしはパンを食べます」を板書するなど。
【NをVますか】
例文1:お酒を飲みますか。
→はい、(お酒を)飲みます。/いいえ、飲みません。
回答は「Nを(目的語)」を省略する。
【お酒】=アルコール全般/日本酒
*N=名詞 V=動詞
各文型の解説
何をVますか。
わたしは サッカーを し ます。
ビデオを 見
神戸へ 行き
することを尋ねる場合、「何をしますか」と聞く。
答えは、「〜をします」という形になるとは限らない。
例)「京都へ行きます。」「うちで本を読みます。」など。
問われる範囲全てを否定する場合、「何もしません」と答える。
あなたは なにを し ますか。
します:Ⅲグループ、他動詞
見ます:Ⅱグループ、他動詞
行きます:Ⅰグループ、他動詞
【それから】例文4、練習B−6、C−1参照
接続詞「それから」導入する。
「それから」は、時間的に連続して起こる二つの出来事を、前件・後件としてつなぐのに用いる。
例)日曜日、何をしますか。
日本語を勉強します。それから、テレビを見ます。
【場所+で】
で:動作を行う場所を表す。
対象のヲ格
各文型の解説
(動作の場所)でVます。
わたしは デパート で 紅茶を買いました。
あの店
東京
動作を行う場所を尋ねる場合、「どこ」を挿入。
これまで同様、文末に「か」をつける。
あなたは どこ で 紅茶を買いましたか。
場所を挿入
「NをVます」に「場所で」を追加する。
日本語は語順が比較的自由ではあるが、必須成分が2つ以上ある場合は、基本的な語順がある。
第6課では必須成分2つ以上は出てこないが、例えば、基本的な語順の例として、時間と場所が同時に現れる場合、「時間ー場所」の順になるのが普通。(例文自作の際、気をつけて!)
【頻度】
頻度を表す「いつも」「時々」(練習C-2参照)
いつも=常に、通常、ふつうの時
時々=時間をおいて、たまに
【練習ヒント】
「頻度+場所+対象」の要素を組み合わせ、自分の日常について話す。また、ピアで友達の日常について聞く。
ヒントとして、例文が板書に残っている、絵カードや、文字カードが、貼ってある(残っている)状態だと練習しやすい。
会話例を提示した後、実際に教師から学習者に質問する。
各文型