内容正文:
第六課
擬声語と擬態語の翻訳
一、擬声語と擬態語の概要
(一)概念と用法
(二)構造
二、擬声語と擬態語の翻訳
三、具体的な例
1、擬声語
生物の声や無生物の出す音を表す語を擬声語という。擬音語ともいう。例えば犬のほえる声は日本語では「ワンワン」で、英語なら“bow-wow”というように、原音にもっとも近いと感じられる表記を用いる。お寺の鐘は「ゴーン」とひびき、教会の鐘は“ding-dong”と鳴るようであるが、これは鐘の構造のちがいから当然であろう。
一、擬声語と擬態語の概要
(一)その概念と用法
2、擬態語
(1)田舎道をてくてく歩いて学校へ通った。(不住脚地)
(2)太陽の光がさんさんとふりそそぐ。(灿烂)
などの「てくてく」「さんさん」は音ではなくて、様子を表す「雨がざあざあ降る」では「ざあざあ」は雨の音であるが、「雨がしとしと降る」では、音よりむしろ降る様子を表す。このように動作‧状態などを音で象徴的に表現する語を擬態語という。
3、その用法
擬声語‧擬態語には文法上は副詞とされていて、動作を修飾する場合「と」を伴うものが多い。
(1)冷たい風がさーっと吹きぬけた。(「ざあ」哗地,哗啦一声)
状態の変化を表すときは、「に」を伴う。
(2)自動車はめちゃめちゃにこわれた。
(3)へとへとに疲れて帰ってきた。
また、「する」を伴って、動詞として使われるものがある。心理状態を表すものに多い。
(4)いらいらして眠れない。
(二)その構造
A型 その問いと答えを思い出すたびに私はぷっと吹き出してしまう。/紙に折り目を付けておいて、ピッと裂く。
AA型 ストローでチューチュー音を立てて飲むのはあまりよくない。(「ちゅうちゅう」啾啾)
AAA型 男はヘッヘッヘッと頭に手をやりながら笑った。
AAAA型 息子を失った老婆はオオオオと声を上げて泣いた。
AB型 木槌でガツンと杭を打った。/一人の男はスクッと席から立ち上がり、「質問。」と言った。
ABB型 頷いて、ウフフ一人笑いをした。/「うまい」と褒めると、少年はウフフと恥ずかしそうに笑った。
ABBB型 陽気な部長が笑うとき、いつもワハハハと大声で笑う。
ABAB型 茶碗に注いだお茶をガブガブと飲みながら、……
ABC型 湯