内容正文:
第十六課
五十嵐勝さん
単語
宿:①自分の住む家。「我が宿」②「自分の夫」の意の老人語③旅先で泊まる家。「宿屋」④奉公人の親元(保証人)の家。
おろそか:当面の仕事を第一義(重要任務)と考える観念が希薄(きはく)で、その態度がいいかげん、途中半端・不真面目・ダラしがないという印象を与える様子。「バイトに身が入って、つい学業が疎かになる」
咎める:①過ちや欠点を取り立てて、相手の行動(態度)がなんらかの罰に相当することを強調する。「良心が――」②険(けわ)しく思って尋ねる。③はれものなどをいじったりしてかえって悪くする。①③は自動詞としても用いられる。
参る:(1)①差し上げる②「食う・飲む・着る・用いる」などの尊敬語。③「なす、する」の謙譲語。④「行く・くる」の謙譲語、丁寧語。(2)①神仏(しんぶつ)を拝む(おがむ)。「墓に参る」②相手を絶対者として、自分の非力を認める。負ける。「この暑さには――[=閉口する]、あいつ彼女に参って[=すっかり惚(ほ)れて]いる。」
発足:出発の意、団体会議などが活動を始める(設立される)こと。「はっそく」もいい。
苛む(さいなむ):苦痛を与えて、責(せ)める。「良心・不安に苛まれる」。
文法
【N/Naなものだから】【Aものだから】【Vものだから】
意味:原因理由を表す。「から」に言い換えることができるが、あとに意志表現、命令表現はつけられない。
(誤)近いものだから、歩こう。
(正)近いから歩こう。
「事態の程度が激しい、あるいは、重大で、そのせいで何かをしてしまった」ということを述べるのに用いられることが多い。話し言葉で使われるのが普通で、くだけた言い方では「もんだから」となる。
例:
① 私の前を走っている人が転んだものだから、それにつまづいて私も転んでしまった。
② 彼がこの本をあまりに勧めるものだから、つい借りてしまった。
③ 駅まであまり遠かったものだから、タクシーに乗ってしまった。
④ 英語が苦手なものですから外国旅行は尻ごみしてしまいます。
⑤手紙では間に合わないと思ったものだから、ファックスにしました。(「思ったから」とだいたい同じだが、「思ったものだから」は言い訳めいた感じを与える。
【…やら…やら】
意味:「…や…などいろいろ」「…たり…たりして」のようにいくつかの